女性に人気の医療事務の仕事はブランク明けの再就職が容易であったり、育児に合わせて時短勤務が可能など一般企業で働くのとはまた違うメリットがあります。これから医療事務を目指す人へ仕事内容や資格取得のアドバイスなどの耳寄り情報をまとめていきます。

医療事務の現場で働くにあたり知っておくこと

医療事務の仕事はどういうところで働くかによって、その内容も待遇も大きく異なります。例えば、大きな病院の場合、特に外来の仕事に関しては派遣社員やパートを置くケースが多いです。
勤務先としてのネームバリューやさまざまな経験を積めるというメリットはありますが、金銭面ではあまり収入は望めないでしょう。

一方、診療所で働く場合は直接雇用の形でしかも正社員であるケースが多いため、病院で派遣社員として働くよりは収入面ではいいかもしれません。
また、病院の場合は診療科が多いためどこに配属になるのかまた、配置に関してローテーションを組むことがあるため、覚えなければならないことはかなりあります。
ところが診療所は多くの場合が単一科目なので、覚えなければならない範囲が狭まり、働きやすいというメリットがあります。
勤務時間のことに関して比較してみると、病院の場合は昼休みに入る時間はそのときの込み具合によってかなりばらつきがありますが、昼休みの時間は通常1時間だというところが多いようです。

これに対して、診療所の場合は午後の診療開始時間に余裕を持たせてあるため、病院ほど昼休みに入る時間は変動が少ないですが、拘束される時間は長く、昼休みが1時間半と長い分、帰る時間が遅くなるというデメリットがあります。
経済的な安定を求めるなら病院の正社員です。正社員として働くのは狭き門です。待遇面は公務員に準じているところが多いです。
本当に医療事務として働きたいのであれば、医療事務の仕事ができるかどうかはわからないというところがデメリットになるでしょうか。
病院の正社員の場合は事務職として雇うケースが多く、総務や企画など医療事務からはかけ離れた仕事をするケースがあります。また、正社員であるが故に休日勤務や院内の委員会活動などの拘束もあります。
例えば、お子さんがいらっしゃって、家庭優先であれば、派遣やパートの方がいいかもしれませんし、経済的な安定が第一なら正社員として仕事を探すのがいいでしょう。

医療事務の正社員になりたいなら資格を武器にする

病院の医療事務の正社員になりたいのであれば、それをアピールするだけの条件が必要です。診療報酬請求事務能力認定試験という厚生労働省の認定している医療事務の試験です。
就職試験の応募時にその試験に合格していることを条件にしている勤務先も少なくありません。
そのほか、診療情報管理士を持っていることも有利です。こちらは、医療事務とは異なる職種にはなりますが、カルテ管理のエキスパートとして、医療事務の接点業務において必要なものです。
診療情報管理士は医師や看護師など医療に直接携わる職種ほどではありませんが、医学の知識を必要とします。医療事務もやはり医学の知識があったほうがいい職種です。そういったことをアピールできるでしょう。
このほかにも医師事務作業補助者の知識やワードやエクセルなど事務として必要なスキルもアピール材料になります。
医師事務作業補助者は医師の事務的なものを行う職種なので医療事務とは違うものですが、先に述べたように病院の正社員の場合は医療事務という狭いくくりではなく、事務職として雇うケースが多いのでいろいろなところで使える人というイメージを作っておくことが大切です。

病院の正社員として働くことは狭き門です。派遣社員であれば、仕事はかなりあります。派遣社員として仕事をし、スキルを磨きつつ、武器となる認定試験の勉強をしたり、合格したりと準備をするのも一つの方法です。
たとえ派遣社員であっても医療事務経験者として職務経歴書に書くことができるので、良いアピール材料になるでしょう。
医療事務として働きたいという思いだけではなく、どういう形でその職に関わっていきたいのか具体的に戦略を立て、メリット、デメリットを理解したうえで、就職活動をするのが一番です。